読書感想文

泣いた赤鬼という絵本を読んだ

 

あらすじをざっくり説明すると

赤鬼は人間と仲良くしたいが鬼なので怖がられている。すると友達の青鬼くんが「暴れた俺をやっつければヒーローになって歓迎されるんじゃね?」と提案しその通りにすると見事人間と仲良くなれたはいいものの、その後青鬼とグルだったのがバレると困るので青鬼くんと会えなくなってしまったという話

 

ハッピーエンドというよりは少し悲しい気持ちになった

読んだ直後の感想でいうと青鬼の気持ちに居た堪れなくなった

友達の赤鬼にしばらく会えなくなるとわかっていながら手を差し伸べた青鬼は誰がどう見ても良い奴だ

青鬼君は若者向けの恋愛映画でよく見かける

主人公の女の子に好意を向けながらも「お前、あいつの事が好きなんだろ?行って来い」と背中を押すあいつだ

この本はラストが青鬼で終わるところが凄くいいと思った

恋愛映画だと主人公の女(赤鬼)と好きな男(人間達)がメインで青鬼キャラはフューチャーされないからだ

たまには青鬼くん役の事を考えるべきだと思う

人間、1人では生きていけない。助け合いの人間社会で、”好きな女を諦めて見送る”とまでは言わなくともどこかで度々青鬼くんが産まれる事を忘れてはならない

そして俺はそんな損な役回りでも青鬼になりたいと思った

 

が、この本を読んだ人は皆「青鬼イケメン」「青鬼かわいそう」「青鬼悲しい」等青鬼の事ばかりを考えるのではないか?

しかし赤鬼が主人公という事実もとても大事な事な気がする

青鬼はかっこいい。一方赤鬼は自分が人間と友達になりたいという気持ちから青鬼の優しさに助けてもらうも、普段そばに居てくれた友人の青鬼を失い後悔するという少し残念な主人公だ

人間、青鬼のような人に憧れるものの、現実問題大多数が赤鬼側だと思う

読んだ直後はなんとも説明できないモヤモヤが残ったが、自分の生活の上でそのモヤモヤを生まないよう心掛けるのが本から受け取るべきなのものかなと思った